成人におけるライフサイクル治療とは
ライフサイクルにおける機能の発達と老化の機能的変化
成人は口腔機能が発達して安定しています。その安定を保ち、歯を失わないように定期的な診断が必要となり
歯科医院の診断だけなく、御自身で正しい知識を付けて頂きご自宅でもメンテナンスが必要です。
成人の定期メンテナンスとは
- 正しいブラッシング
- 正しい方法で毎日することが大事です。歯の表面を歯垢の少ない清潔な状態にしておくことが大切です。
- 定期検診
- 定期的に歯科に通院して、歯周ポケットなどの歯石や細菌の状態を検査しましょう。
歯ぐきの奥深くにある、歯石や歯垢・細菌は、ブラッシングだけで徹底除去することは難しいので、定期検診をおすすめします。 - 定期クリーニング
- ブラッシングだけでは、除去しきれない歯石や細菌を歯科医院の専門的な掃除を受けていただき、歯の表面や根の表面の歯垢歯石を器械で取り除くことが大切です。
成人前期と後期の違い
- 前期 20歳~40歳
- この時期では、エナメル質を残す予防が大切 ⇒ このことが歯の寿命を守ります。
- 後期 41歳~70歳
- 残っている歯を減らさないための予防が大切 ⇒ 生涯自分の歯で生活していただくため過剰治療しないことが大切です。
歯周病の進行状態
- 健康な歯ぐき
- 歯肉の色:薄いピンク色
歯肉の形態:歯と歯の間に入り込んで弾力があり、引き締まっている。
ブラッシングで出血しない。 - 歯肉炎
- 歯肉の色:赤みを帯びる
歯肉の形態:歯と歯の間の歯肉が丸みを帯び膨らんでいる。
ブラッシングで出血する。 - 歯周炎
- 歯肉の色:赤紫色
歯肉の形態:歯と接している歯肉がさらにぶよぶよと腫れ、退縮する。
ブラッシングで出血や膿がでる。
歯が割れた時の詰め物・被せもの治療
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Before
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After
奥歯が割れてしまった若年の患者様です。割れた歯の接着、虫歯除去を行い、被せ物の作成、装着を行いました。
下がった歯茎の治療
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Before
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After
歯茎が下がってきて気になるという患者様 歯茎に炎症と退縮を認められる状態でしたので、まずは歯周病の治療を行い、歯茎の炎症を改善させた後に、歯茎退縮に対する治療を行いました。
成人型2歯周病治療 46歳~78歳までの治療経過
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Before
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After
初診時46歳、50歳で治療が終了し、78歳の現在までの治療後の経過
睡眠時無呼吸症候群の症状は改善
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Before
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After
1995年に当院にて最初のスリープスプリントを作製した、 その後、睡眠時無呼吸症候群の症状は改善し、経過良好で、 現在に至る。
成人前期治療
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Before
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After
メインテナンスだけで通院
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Before
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After
初診時18歳で綺麗にしたいという事で来院。それから29年以上、メインテナンスだけで通院している方の症例です。