成人型2歯周病治療 46歳~78歳までの治療経過

成人型2歯周病治療 46歳~78歳までの治療経過

  • 初診時

  • 現在(31年後)

初診時

【初診年月日】
1986.10
【年齢】
46才
【症状】
重度慢性歯周炎




46歳、活発な性格な独身女性です。 重度の慢性歯周炎でしたが、忙しく全体的な治療がなかなか難しい方でした。 全身に問題は現在見当たりません。歯磨き時に出血が在り、良くない状態だと自覚しています。 安定した長期な機能回復を考え、積極的な治療を行いました。 また、歯周炎治療を始める前に口腔衛生指導やスケーリング等基本的な治療も行います。

治療の流れ

  1. 下の奥歯の治療(当時48歳)

    下の奥歯の治療(当時48歳)

    下の奥歯の根の部分に問題があり、歯並びの調整や口の中の清潔を保つことを目的に治療を行いました。
    治療の内容は、歯を切り分けたり、部分的に矯正することで歯並びを改善し、歯ぐきの手術で歯を支える骨を整えました。

  2. 上の顎、歯肉の炎症処置(当時48歳)

    上の顎、歯肉の炎症処置(当時48歳)

    奥歯の歯肉に炎症があったため、歯を分けて手術を行い、健康な口腔内の歯肉を移植しました。手術後も、上顎の奥歯の咬合面の奥側と頬側の根を残し、歯を残すことができました。

  3. 最終的な治療が完了しました(当時50歳)

    最終的な治療が完了しました(当時50歳)

    口腔内は健康な状態になり見た目も良くなりました。
    治療後も定期的にチェックし、予防やメンテナンスを行っていきます。

  4. 初診から31年後(当時78歳)

    初診から31年後(当時78歳)

    31年口腔機能を維持できています。
    歯周組織は安定が保たれています。

  5. 咀嚼チェックシート

    咀嚼チェックシート

    最近の咀嚼チェックグラフですが、げんこつあられなど硬いものが好きなようです。      
    78歳になり、充実した食生活を得られていると思います。

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