重度の慢性歯周炎の再生治療
初診時

- 【初診年月日】
- 1986.10
- 【年齢】
- 46才
- 【症状】
- 重度慢性歯周炎
46歳,美容院を自営している活発な性格な独身女性です。 重度の慢性歯周炎でしたが、忙しく全体的な治療がなかなか難しい方でした。 全身に問題は現在見当たりません。歯磨き時に出血が在り、良くない状態だと自覚しています。 安定した長期な機能回復を考え、積極的な治療を行いました。
治療の流れ
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下顎臼歯部歯周処置
下顎大臼歯部の根分岐部病変には、適切な歯並びと口腔衛生の確立を目指しました。
歯の分割と部分的な矯正と歯槽骨の形を整えるための歯周外科を行っています。
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上顎臼歯部歯周処置(初診時3年後)
大臼歯部の根分岐部病変に歯の分割と歯肉を開いて歯石の除去を行ない、根分岐部病変の改善を図りました。
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最終補綴完了時 1991.5
最終補綴治療が完了の口腔内です。上顎臼歯部に問題が出る時に対応するための工夫をしたブリッジで補綴しリコールに移行します。
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最終補綴完了時 X-ray所見 1991.5
歯槽骨が安定していることが解ります。
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現在 X-ray所見
いま現在、歯周組織は安定しております。
初診から33年経過していますが多少被せ物のやりかえ等はありますが大きなトラブルもなく経過しております。