フッ素
虫歯予防の一つにフッ素があげられます。萌出したての乳歯や永久歯は歯質がまだ弱く虫歯になりやすいです。また矯正装置が入っている方や、歯列不正の方は歯が磨きにくく、汚れが残りやすいです。フッ素には初期虫歯の進行抑制(再石灰化)や歯質を強くする作用があります。その方法としては歯科医院で行う、濃度の高いフッ素塗布と、ご家庭で行う濃度の低いフッ素塗布に分けられます。
当医院では窟の表面に直接フヅ化物を作用させ、歯質を強化する窟面塗布法を行っています。フッ素をトレー一に塗り3分間排唾をしながら咬んで行うトレー法や、小さなお子様には歯ブラシで塗布していきます。これは非常に効果的です。
フッ素の味もお子様が好きなぶどう味や、さっぱりしたミント味など選ぶことが出来ます。その後、洗口剤でうがいをし(飲む物ではありません)、塗布後一時間は飲食を控えます。ご家庭で行うフッ素は低濃度のホームジェルやフヅ素配合の歯磨剤挙どです。ホームジェルは夜寝る前の歯磨き後の歯ブラシに少量付け歯になじませるように一分間磨きます。その後、唾液を出すだけでうがいをせずおやすみになると効果的です。どちらも1~2回で効果が現れるのではなく、リコールで定期的に行ったり、ホームジェルやフッ素配合歯磨剤は毎日の継続塗布により効果が発揮されるので歯科医院での管理とご家庭でのセルフケアの両面から、歯を守っていくことが大切です。
DH K.N
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