院内新聞「多歯言」<第45号>

院内新聞「多歯言」<第45号>

2019年 春新聞

口腔がん、どのような病気?

最近、患者さんから
『口内炎が心配』 『舌にできものがないか見て欲しい』という声を多く聞くようになりました。今ニュースなどでも話題の口腔がんとはどのような病気なのでしょうか?
口腔がんの発生率は体にできるがん全体の1〜3%です。
少ない割合では有りますが、平均寿命の延伸に伴い年々増加傾向にあると言われています。男女比は男性に多いとされています。また、一番出来やすいのは舌です。
一般的に初期の状態では痛み・出血は無く、硬い「しこり」が触れるのみの場合が多いです。なので、なかなか治らない口内炎がある場合は、我慢せずに歯科医師に御相談下さい。そこで、自分でもチェックできる方法を紹介します。

の内側、上下の歯ぐきを見て触る
の内側を見て触る
を前に出して、舌の両脇、舌と歯ぐきの間をよく見て、触る
下顎から首にかけて見て触る

以上4ステップ行っていただき、以下に示すような所見があれば要注意です。

①3週間以上治らない口内炎がある
出血しやすい傷がある
の中や唇に痺れがある
盛り上がったできものや、硬くなった所がある
の下、首の脇に腫れがある
白い斑点、赤い斑点がある

また、

①口の中が腫れて入れ歯が合わなくなった
②口臭があるといわれた
③スムーズに物が飲めない

これらの症状がある場合も念の為御相談いただけると安心です。
少しでも不安なことがありましたら、気兼ねなく当院歯科医師に御相談下さい。

平野 哲章

 

矯正に使える小さなインプラント

小さなインプラントがあることを皆さんご存じでしょうか?インプラントと聞くと外科的な処置や高額な治療費、長い治療期間を想像される方もいらっしゃるかもしれません。今回は通常使用されるインプラントではなく、TAD(Temporary anchorage device)と呼ばれる矯正治療中にのみ使用する歯を動かす時の固定源として使用する小さなインプラントをご紹介します。

TADの特徴として

①簡単な装置で違和感が少ない
②治療期間の短縮が出来る
③今まで困難であった奥歯の移動が可能
④矯正治療中だけ使用するので口に残らない

などが挙げられます。

歯の位置が悪く、被せ物を入れることが難しくなってしまう場合や、歯ブラシが当たりにくく清掃性を改善したい時に、TADを用いた小矯正が有効になることがあります。TADを使用した小矯正には適応症がありますので、ご質問等は歯科医師にお声がけください。

村尾健斗

 

 

 

セファロ分析とは?

当院ではセファロ分析を行っています。
正式名称は、「側方頭部X線規格写真」と言い、分析の目的は矯正治療時の診断、咬む力の強さの傾向を診る事です。
このレントゲンは世界共通の規格写真となっている為、同年代の平均的なお顔立ちと比べることができ、レントゲン上で基準となる線を引いてそこから上顎、下顎骨の角度的計測、距離的計測を行います。
人種、性別、年代別に標準値が設定されていますので、それと比較して骨の形や大きさ、歯の出っ張り度合い、バランス等を確認していきます。
咬み合わせの治療を行う場合、石膏模型だけでは十分な診断が出来ません。
セファロ分析で歯を支えている骨の形や大きさ、バランスを確認した上で、患者さまに合った最終ゴールを設定していきます。
平野歯科医院では、必要に応じてセファロ分析を行いますので、その際は担当歯科医師から説明させて頂きます。
※当院ではデジタルレントゲンを使用していますので、照射線量は従来方式の1/6~1/10以下に抑えられます。

山口大路

 

舌のトレーニング用具 ペコぱんだについて

お食事をする際に、むせやすかったり食べ物がつかえるようなことはありませんか?
65歳以上の方は特に「嚥下圧」(飲み込む力の強さ)や「舌圧」が下がってきている恐れがあります。「嚥下圧」「舌圧」が下がってしまうと、食塊を咽頭へ送り込む力が弱くなってしまうため、誤嚥を引き起こす原因になります。
予防していくには「嚥下圧」「舌圧」を鍛えていく必要があります。今回、当院でも置いているトレーニング用具「ペコぱんだ」についてお話します。
ペコぱんだには、色によって硬さが分かれています。ピンク色の「軟らかめ」から始めて、「やや軟らかめ」「普通」「硬め」と少しずつ硬さを上げていくことをおすすめしています。
そしてペコぱんだの「トレーニング部」を舌の上に乗せて「位置決め部」を優しく噛み合わせ、舌の力を使ってトレーニング部を口蓋に向かって押し上げます。
1日3回を目標に、空いた時間に舌の力を鍛えて摂食・嚥下機能を向上していきましょう。

宮本 桃子

 

第62回春季日本歯周病学会学術大会に参加して

2019年5月24日・25日、横浜の県民ホールなど3会場にわたって行われた、第62回春季日本歯周病学会学術大会に参加してきました。当院からは歯科医師4名・歯科衛生士3名が参加し、貴重な発表の数々を拝聴してきました。
この学会は、日本を代表する著名な歯周治療の臨床医をはじめ、全国の開業医・大学病院・総合病院の歯科医師・歯科衛生士などが会員であり、今回は「低侵襲・高効率の歯周治療」をテーマに沿って、研究発表や臨床講演会が行われました。
また会場には企業展示ブースもありました。再生医療に関する材料・医療機器についての展示や紹介を企業側から受けることで、最新の歯科医療関連の情報を得ることが出来ました。今回の学会で学んだことを日々の診療に活かして患者様にしっかり還元できるように精進したいと思います。

                                平野光紗

 

ホワイトニングって?

みなさんは歯の色や着色が気になったことありませんか?
着色には外部的な着色と内部的な着色の2種類あります。外部的な着色は歯の表面に付いた着色で、歯のクリーニングで落とすことが出来ます。内部的な着色は加齢や薬剤などが原因ですのでクリーニングで落とすことが出来ません。そういった歯に対してはホワイトニングで歯を白くすることが出来ます。
ホワイトニングは過酸化水素や過酸化尿素といった薬液を歯の内部に浸透させ、歯を自然な白さにします。当院ではご自宅で行うホームホワイトニングを自由診療にて行っております。低濃度の薬液と専用のトレーを使用します。
ホワイトニングは神経がある歯に行うと一時的に知覚過敏の症状が出ることがあります。また、数か月から数年で色の後戻りが起こることがありますが、再度ホワイトニングを行うことで白さを維持することが出来ます。色の変化としては、元々の歯の色次第で異なりますが、患者様のご希望の色になるよう毎回色の変化を確認しながら行います。興味がある方はお気軽にスタッフまでご相談下さい。

永瀬明日香

 

本院に通院している佐藤悠さんが平塚市の「歯の衛生についての作文コンクール」で入賞しました。おめでとうございます。これからも自分の歯を大切にしようね。

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