院内新聞「多歯言」<第09号>

院内新聞「多歯言」<第09号>

発行:医療法人社団慈篤会 平野歯科医院
発刊日:2001年6月4日

平野歯科IT革命

アドレス: http://www.j-dol.com/dr/hdo/ 
未完成ではありますが平野歯科医院のホームページを発足しました。
このホームページではオフィス、ドクター・スタッフ、診療内容などの紹介をしています。
このサイトを見ていただければ私たちがどの様な考えで診療に取り組んでいるかが分かっていただけると思います。

また、このホームページにおけるもう1つの活用目的としては、現在、様々な歯科情報は多数存在し、又、多面性がある中でなるべく正確な最新技術、治療法などの歯科情報を提供させていくことです。(なお、歯周病の情報に関しては、副院長の属するスタディーグループが担当しています。)
この先ホームページを充実させていく予定です。
(歯科医師  大八木 孝昌)

古老のつぶやき
~話五第~

久しぶりに生活の中の歯にまつわる風俗習憤について語る
「其の一」お食い初め
生後百日目を祝ってやる通過儀礼のセレモニーでは膳に小石を添えることになっている。
それは、石でもかじれるような固い歯が生えろとか、石のように固い強い、利ロな頭に育てとかいう祈りを込めたものであった。また祝膳のごはんの一粒を、指でつぶしてなめさせる処もある。
私は子も孫も祝膳に平塚の海辺の小石を拾ってきて添えてやった。

「其の二」鏡開き
正月十一日は武家では具足開きといって、鎧や兜に供えた鏡餅を刃物で切らずに、槌や手で割って食べて祝った。このことから一般の家でも鏡開きの餅はこのようにして砕き、雑煮や汁粉にして食べた。固い餅は体や歯を丈夫にすると言われ、しだいに餅の一部をとっておき、六月一日に「歯固めの餅」といってこれを食べた。

「其の三」歯固め
平安の昔年中行事の一つとして正月の三ヶ日は邪気を払い、延命長寿を祝って屠蘇酒を飲み、「歯固めの膳」を食べた。膳の品々は、齢を固めるという意味で、歯固めといったとされている。
後世鏡餅がこの膳にのるようになった。
そして六月一日に「歯固めの餅」といって食べたのは、六月は正月に次ぐ年のあらたまりと考えて、ひとつの区切りとしたことによるものである。
もともと六月一日は「剥節供」といって、蛇が桑の木の下で脱皮する日とされていて、この日は畑へ入ってはいけないといわれ、いわゆる農休みの日とされ、ゆっくり固い餅を食べる日としたといふことである。

「其の四」乳歯の始末
抜けた乳歯の始末については全国的に同じような習俗が見られた。
すなわち、上歯は縁の下へ。下歯は屋根へ投げるという始末である。これは大切なものを粗末にしないといふ思考から来たものと思われ、死者を葬う精神に似ている。いつまでも体から取れたものを辺りに置いておくことは粗末にするのと同じ事なので、見えない空間に始末するということのような習俗が生まれたものだと思う。
また、投げるときは、感謝と期待を込めていろいろな呪文が唱えられ、多分に地方色が見られる。
唱文を注意してみると、共通しているのは、いずれも成長の早い「ネズミの歯」にあやかりたい思いがこめられていること。富山ではfネズミの歯、生えてくれ」と唱える、京都では、塊の歯に代われ」という、不思議なのは以ズメの歯」と「ウサギの歯」が出てくることだ、愛媛では、「スズメの歯と生え比べ」といい、長野では、歯が抜けると「俺の歯は栄えろ、ウサギの歯は衰えろ」と記録されている。
~今回はこのくらいで~つづく  院長 平野 美治

母乳の大切さ

お母さんの乳首は人工乳首と違って、しっかりした硬さがあります。
したがって、赤ちゃんがお乳を飲む時に、あごの骨にリズミカルな加わり、そのことが頭蓋骨の骨の成長を促進すると考えられます。赤ちゃんの上1顎の骨は切歯骨と呼ばれる部分が大半です。この切断骨は鼻空の入り口の大きさを規定する骨でもあるため、母親の乳首をしっかりと吸って、その刺激によって切歯骨が大きくなることは気道を育てることにもなり、呼吸を助けます。
鼻で正しく呼吸をすることが、よく噛むためには大切なことです。口でしか息ができない子供は、息継ぎが上手にできないので、アップアップして、しっかり咬むことができません。
3歳までに切歯骨をしっかりと育てることは、将来永久歯の生えるスペースを十分に作ためにも本当に大切なことだと思います。赤ちゃんの将来を考えて、なるべく母乳で育ててあげたいですね。
(受付  石綿 利奈)

レントゲンの

現在歯科の領域で使用されているX線は放射線の一種ですが、これらは本来たくさん浴びると人体に悪影響を及ぼします。しかし通常のX線写真撮影では、極めて少量のX線で十分撮影できますので、患者様に放射線の影響がおこることはまずありません。
私どもを含め地球上に住んでいる全ての人々は宇宙、地中、または食べ物などを通じて、自然界から常に放射線を浴びています。X線撮影の量は、これら自然放射線一年分の100分の1にも満たない程度です。さらになるべく少量ですむよう、感度の高いフィルムの使用、ごく限られた部分だけ浴びるようにするなどの技術的工夫がなされています。このようにX線撮影で浴びる放射線量は、極めて少ないので、心配する必要はありません。むしろ的確な診断のためにはX線写真は不可欠なものであり、歯の健康にとっては重要です。これからもご協力をお願い致します。
(歯科医師  田所 聡)

赤ちゃんは胃袋の入りロの締まりが悪いため、おっぱいやミルクを飲むときに空気もいっぱい飲んでしまいます。授乳後の姿勢によっては、胃の中の空気とミルクの位置が微妙に変化することがあり、体を動かしたはずみでゲッブと一緒にミルクを吐いてしまうことも。 たとえば直立や腹ばいの姿勢のときは、ミルクの上に空気があるので、ゲップが比較的スムーズに出やすい状態。一方、あお向けに寝ているときは、胃の出ロ付近にミルク、その下のほうに空気があるため、ゲップに押し出されてミルクを吐いてしまいがちです。やはり新生児期の授乳後はたて抱きの直立姿勢で、首がすわってからはたて抱きや腹ばい抱っこでゲップをさせてから寝かせてあげましょう。

予防室より…
矯正中の患者さんへ

インタースペースブラシは矯正治療中の歯磨きに適しています。
矯正中の歯磨きは特に難しく、きちんと磨いているつもりでも磨き残しが以外とあるのです。
次にあげる場所は特に注意が必要です。・装置の周りやワイヤーの下
・装置と歯肉の境目
・歯並びの凸凹した所
・歯を抜いてできた隙間
インタースペースブラシは上記のような場所にポイントを絞って使います。
上手に磨くコツは、必ず鏡を見ながら行うこと、力を入れすぎないようにすること。
ただし、あくまでも補助蜘なものなので、必ず普通の歯ブラシでしっかり磨いた後に使用して下さい。
せっかく矯正をしてきれいになった歯並びも虫歯や歯肉炎があっては台無しです。
毎日一丁寧なブラッシングを心がけ、磨き残しがないようにしましょう。
(歯科衛生士  黒河内 良枝)

あとがき

「多歯言」第九号はいかがでしたか?
私たちは、患者様の疑問を少しでも滅らし、必要な知識をできるだけ伝え、患者様の健康管理に少しでもお役に立てるようスタツフ一同がんばっております。
第十号は平成十三年十一月八日(いい歯の日)発刊の予定です。

〈編集委員〉
玉手 良和  猪俣 杏子  加藤 優美子  竹ノ内 礼子  萩原 尚美  星谷 千恵美

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