院内新聞「多歯言」<第46号>

院内新聞「多歯言」<第46号>

2019年秋新聞

 

日本臨床歯周病学会 第37回年次大会に参加して

 

2019年6月22日・23日、札幌コンベンションセンターで日本臨床歯周病学会 第37回年次大会が開催され、今回は「歯根膜を活かす」をテーマに沿って、研究発表や臨床講演会が行われ、平野歯科医院からは歯科医師5名が参加してきました。
この学会は、日本を代表する著名な歯周治療の臨床医をはじめ、全国の開業医・大学病院・総合病院の歯科医師・歯科衛生士など約5000人が所属しています。
今回院長である平野治朗先生が治療計画セミナーとして「重度広汎型侵襲性歯周炎患者と32年間を共に歩む」という内容で約1時間半講演しました。
幅広い年齢層の先生方が参加され、実りあるディスカッションが行われました。
会場には企業展示ブースもあり、再生治療・レーザー治療に関する材料・医療機器についての展示や紹介を企業側から受けることで、最新の歯科医療関連の情報を得ることができました。
また夜には、平野歯科医院から羽ばたき全国各地でご活躍されている先生方をお招きし、平野歯科医院の同門会が行われ、先輩・後輩の垣根を越えて様々なお話を聞くことができ大変刺激になりました。
今回の学会で学んだことを日々の診療に活かして患者様にしっかり還元できるように精進したいと思います。

D.Y

 

乳歯の生え変わりについて

 

身体の成長にともなって顎も成長し、6歳頃から
12歳頃にかけて「乳歯」から「永久歯」へ生えかわります。
永久歯はまず「六歳臼歯」から生えはじめ、六歳臼歯は、5~6歳頃に生えてきます。
歯の根が完成するまでには、生えてから2~3年かかります。
次に前歯から奥歯に向かって順番に生えかわります。11~13歳になると、六歳臼歯の奥に第2大臼歯(別名十二歳臼歯)が生えてきて、最終的にすべての永久歯が生えそろうのは13~14歳ごろです。
第3大臼歯(親知らず)は生えない人もいますが、17~21歳と最も遅く生えてきます。
もっとも、順番や時期には個人差があるので、これはあくまでも目安です。
気になる方は、お気軽にスタッフまでお声掛けください。

M.S

 

 

 

MFTとは

 

当院モニター画面でご存じの方もいらっしゃると思いますが、口腔筋機能療法(MFT)とは、舌・口唇・頬筋・咀嚼筋などの口腔周囲筋の機能を改善し、筋肉のバランスを整え、正しい舌、口唇の位置や動きを取得するための訓練です。
歯列は舌と唇・頬の筋肉のバランスにより成り立ちます。
咀嚼のバランスも同様で、一方だけで咬んでいると咀嚼筋のバランスが崩れ、上下の顎がうまく咬み合わなくなります。
舌の癖や筋肉のアンバランスが不正の原因となります。
このようなバランスの崩れた口腔周囲筋の調整を行うと、しっかり飲み込む力をつけることが出来ます。
高齢者においては誤嚥性肺炎の予防にもつながります。
当院では約2週間おきに来院していただき、口腔状態に合わせたトレーニング法を計画、指導しています。
気になる方は、お気軽にスタッフまでお声掛けください。

Y.K

 

口腔がん見逃しゼロへの試み〜新機器の導入へ〜

 

最近口腔がんへの関心が高まってきております。当院でも地域の歯科医院として、どの様な対応が出来るか考えてまいりました。そこで、口腔がんのスクリーニング検査を目的とした、ORALOOK HITS CAMERA jp という機器の導入を行う予定となっております。この機器の使い方としては、気になる部位を通常の撮影と、蛍光撮影によって記録をとります。その画像の状態によって問題ないか、専門医の診断が必要か判断します。この機器の特徴は、カメラで写真を撮るだけの簡単な診査である為、患者様の負担が少ない事です。もし疑わしい状態であった場合は、専門医による画像の確認が入りますので、より安心してご利用いただけます。
ただし、この機器では確定診断ではなく、あくまでスクリーニング検査である事をご了承下さい。歯科医院での口腔がんの見逃しを無くすために、取り組んでまいりますので、気になる方は歯科医師までお声がけください。

K.M

新機器  ORALOOK HITS CAMERA jp

通常撮影時

蛍光撮影時

 

訪問歯科診療について

 

当医院では訪問歯科診療を行っています。対象は歩行困難や病気、入院や施設等に入り来院が困難な方です。歯科医師と歯科衛生士が訪問させていただきます。主な診療内容は、入れ歯の調整、修理、製作、口腔ケアとなります。診療は座位で行います。椅子に掛けていただくか、車椅子に乗っていただくか、ベッドを起こしていただく等、座位の体勢がとれるように協力していただきます。頭位が固定できればなお助かります。患者さんと会話ができるように補聴器のある方は装着していただきます。また付き添いの方がいると処置内容や注意事項等を伝えられるので助かります。診療室でなくても処置ができるように色々な器具を用意しておりますが限度はあります。咀嚼機能の回復や口腔環境を清潔に保つことが全身の健康にも影響しますので、お困りの方はお気軽にご相談下さい。精一杯お手伝いをさせていただきます。                                                                          S.A

 

訪問診療時の器具

 

 

痛みの少ない最新のレーザー治療

 

当院に新しい機器が増えました。それは Er:YAG(エルビウムヤグ)レーザーです。
Er:YAGレーザーとは日本で唯一、歯を削ることが認められているレーザーです。
水を併用するため痛みが最も少ないレーザーと言われています。
体の水分に対する反応が高く、発熱が少ないため、表面が黒く焦げるなど周囲の組織への影響がほとんどなく、安全性の高いレーザーと言われています。
治療時はムシ歯の部分だけを取り除くことができるため、健全な部分を多く残すことができます。
当院では歯を削るだけではなく歯周病の治療に用いています。
歯周病においては歯石を取り除くと同時に歯周ボケットの内部にいる細菌を減らすことができます。
また、インプラントが歯周病になってしまったインプラント周囲炎という病気にもこのレーザーがとても有効な治療法です。
その他にも、今まではメスで行なっていた切開、口内炎、知覚過敏など様々な症状に対して有効です。
とても便利ですが適応する場合としない場合があります。
痛みのない治療やこのレーザーに興味を持った方はお気軽に、スタッフまでお声掛けください。
T.Y

 

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